線路に物を落とした時の対処法について

ご覧いただきありがとうございます。

今回の記事は以下の疑問を持っている方へ向けへの記事です。

(1)線路に物を落としてしまったけどどうしたらいいの?
(2)線路に物を落としたら勝手に線路に降りていいの?
(3)線路に物を落としたら誰に頼めばいいの?

こういった疑問に今回は答えていきたいと思います。

この記事を書いている私は旅行代理店にて
きっぷの発売を8年以上従事しています。
このような経歴の私が解説させていただきます。

本記事の内容について

1.線路に物を落とした際の対処法について
2.線路に物を落とした際にしてはいけないことについて
3.線路に物を落とした際によくある質問について

□1.線路に物を落とした際の対処法について

通勤や通学、旅行などで利用している電車や新幹線ですが
不注意や手元が疎かになり所持しているものを線路の下に
落としてしまったことが一度はあるのではないでしょうか。
本記事では線路にものを落としてしまった場合の対処法をご紹介します。

1.駅係員に線路にものを落としたことを伝える

駅のホームにも表示がある通り線路内に
物を落としたらすぐに改札などにいる駅係員に伝えましょう
落とした物を拾いあげる器具などが駅あるはずなので、
駅係員が線路の安全を確認した後に器具を使用して拾います。
ホームには駅係員を呼び出すためのボタン
設置された駅もありますので慌てずに駅員に伝えましょう。
※誤って非常停止ボタンを押さないように注意してください

2.駅係員がいない場合はお客様センターに電話をする

駅の中には駅員がいない無人駅や昼間は駅員がいるけど
夜間は駅員がいない夜間無人駅があります。
伝える駅員がいない場合は各社のお客様センターに電話をしましょう
お客様センターに電話をすると係員がそばに入れば
係員が対応しに駅まで来てくれたり、
電車の運転士や車掌が対応してくれることがあります。
お客様センターのオペレーターにどうすればいいか
指示を仰ぐことをおすすめします。

3.電車が停車している時は運転士や車掌に申告する
電車を降りる際や乗車する際に線路にものを
落としてしまった場合は停車している時間が長ければ
運転士や車掌に依頼するというのも一つの選択肢です。
ただしスーツケースやベビーカーなど運行に支障をきたす
ぐらい大きな荷物を線路に落としてしまった場合には
必ず駅にある非常停止ボタンなどを押して運転士などに
伝えるようにしましょう。万が一電車が乗り上げて脱線など
してしまった場合は損害賠償を求められる場合もあります。
※イタズラで押すと営業妨害などの罪に問われる場合が
ありますので危険なときのみ使用するようにしましょう

4.必ずしもその場で拾ってもらえるとは限らない
全ての駅という訳ではありませんが多くの駅では線路に
落とした物を拾う時は駅員がマジックハンドの
ようなもので落としたものを拾います。

マジックハンドでは拾えないものについては
①運行状況により線路に降りて駅員が拾う
②運行状況により終電が通り過ぎてから拾う
大きくこの二つに分かれます。
特にホームから落としたものが見えない場合は
②になることが多いイメージです。
詳しくは分かりませんが駅員も線路に降りるには
なにかしらのルールがあるらしく安易に降りることが出来ないそうです。
執拗に拾うようお願いしたところで駅員に
拾ってもらうことは難しいのでやめましょう。
※後日になる場合はケースバイケースなので
その時対応した駅員にどうすればいいか相談しましょう

5.急いでいて時間がない時や一部の落とし物について

通勤や通学時などの時は時間がないという方もいると思います。
大事な物の場合は拾ってもらうよう手配した方がいいですが
そうではない場合は降車する駅で線路にものを落としてしまった
ことを伝えましょう
。またきっぷを落としてしまった場合も
同じように降車する駅で伝えるても良いでしょう。
どちらもある程度の時間がかかると思いますが
目的地まで移動出来たことには変わりありません。
ただし拾った物は原則自分で取りに行かなければなりませんので
帰りに落とした駅に降りる方は一つの
選択肢として考慮してみてはいかかでしょうか。

線路に物を落とさないためにもホームではむやみに線路に近づかず
指定の場所で電車が来るのと待つようにしましょう。
最近では「ながらスマホ」や「イヤホンをつけたまま歩く」方が
多いですが自分も周りの人も危険なので控えるようにしましょう。

□2.線路に物を落とした際にしてはいけないことについて

1.線路には絶対に降りない
携帯電話や財布など大切なものを落としたからといって、
絶対自分で線路に降りて拾ってはいけません
誰も見ていないから、少しぐらいならと思っても
電車は急には止まれませんので最悪
命を落とすことになる可能性もあります。
電車は線路に人がいることを確認すると緊急停止します
緊急停止することで多くの人が迷惑を
こうむり鉄道会社に多大な損害を与えます。
その結果自らが罰せられたり鉄道会社から
多額の損害賠償請求を受けることにもなります。
安易に線路に降りることは絶対にやめましょう。

2.落としたものを探すために線路を覗き込まない
線路にものを落とした際に直ぐに線路を
覗き込んで落としたものを探すのはやめましょう
焦って線路を覗いた際に電車が来ていたら大変危険です。
落とした物の安否を早く確認したい気持ちは分かりますが
周りの安全を確認した後に安全の範囲内で落とした物を確認しましょう。

3.駅員や車掌に拾うように無理強いをしない

先程も少し記載しましたがそもそも物を落としてしまったのは
自身の過失が原因であることがほとんどです。
駅員や車掌、運転士が線路に降りるにはルールがあり
手続きや条件を満たさないと線路に降りることは出来ません。
それにも関わらずホームで駅員の詰め寄って無理強いを
している人を私は何度も見かけたことがあります。
急いでいて焦る気持ちも分かりますが落ち着いて相談してください。

□3.線路に物を落とした際によくある質問について

Q.周りの人に押されて物を線路に落としたら保証してくれますか?
A.鉄道会社は保証はしません。押された人に自身で話をして
必要なら警察に被害届などを提出する必要があります。
※落とした物が電車に当たって破損しても鉄道会社が
弁償や保証をしてくれる可能性はほとんどありません

Q.落としたものは電車で運んで来てはくれないんですか?
A.原則忘れ物や落とし物を係員が運ぶことはありません。
会社によって対応は異なりますが自身で撮りに行くか、
着払いで宅配便で送付してもらう形になると思います。

Q.知り合いが周りを確認していれば線路に降りても平気ですか?
A.時間や電車が来るかどうかだけではなく
例えば足元はグラグラと不安定だったり、そもそも降りた場所から
物理的に登れない可能性もあります。
危険ですので線路に降りることは絶対にやめましょう。

(情報は投稿時の最新のものです。今後変更となる可能性もありますのでご注意ください)
 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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