ご覧いただきありがとうございます。
今回の記事は以下の疑問を持っている方へ向けへの記事です。
(1)IC定期券で定期の区間外に乗り越す場合どうすればいいの?
(2)IC定期券の期限が過ぎていらなくなったらどうすればいいの?
(3)Suica定期券とTOICA定期券などでは何か違いはあるの?
こういった疑問に今回は答えていきたいと思います。
この記事を書いている私は旅行代理店にて
きっぷの発売を8年以上従事しています。
このような経歴の私が解説させていただきます。
本記事の内容について
1.SuicaなどのIC定期券の乗り越しについて
2.IC定期券・ICカードが不要になった時の対処法について
3.IC定期券についてよくある質問について
□1.SuicaなどのIC定期券の乗り越しについて
普段通勤や通学などで利用してSuicaなどのIC定期券ですが
用事や旅行などで定期区間外に乗車することがあると思います。
その際に出口で支払えばいいのか
それとも事前になにかしなければならないのかなど
IC定期券で定期区間外に乗車する方法を紹介したいと
2つのパターンに分けて紹介したいと思います。
(1)IC定期券にチャージをして乗車する
(2)定期区間外のきっぷを購入して乗車する
それぞれの違いや実際の利用方法について解説します。
※ICカードの記載内容などは実際のものと異なりますのでご注意ください
今回は上記の「A駅からB駅までの普通定期券」を
所持しているものとして解説します。
《ケース1》降車する駅が定期区間外の場合
上記ケースの場合ですと定期以外に必要なのは
「B駅からC駅までのきっぷ」となります。
そして対処の仕方としては
①定期券に現金などをチャージして用意しておく
②B駅 ➡️ C駅までの乗車券を購入しておく
の2つがあり、少し詳しく解説していきます。
「①」の方法ですとチャージ額があるだけで
乗り降りがスムーズになり特に駅員の方にも
処理をお願いする必要はありません。
ただしICカードで乗車すると
原則領収書は貰えませんので注意しましょう。
ただしエリア跨がりは出来ませんのでご注意ください
エリア跨がりについて詳しく知りたい方は
こちらの記事で詳しく解説しています。
※チャージは券売機や精算機などで可能です
モバイルICの場合はアプリなどから可能です
「②」の方法ですとあらかじめきっぷを購入するか
降りる際に精算窓口にて支払いをすることになります。
どちらでも支払う金額は変わりありませんが
降りる際に精算をすると窓口の混み具合によっては
余計な時間がかかり改札の外に出るのが遅れるので
あらかじめきっぷを購入することをお勧めします。
また領収書が必要な方はきっぷを購入しましょう。
精算窓口では領収書を渡すことが稀なので
渡し忘れや受け取り忘れが発生する可能性が高いです。
きっぷを購入する際に領収書を万が一貰い忘れても
きっぷを所持していれば申告すれば発行してもらえます。
出張などで定期区間外の領収書を会社に提出する必要が
ある方などは「②」の方法で乗車しましょう。
【きっぷを改札機に通すタイミングについて】
「A駅」・・・IC定期券のみをタッチします。
「B駅」・・・途中下車はしないものとします。
「C駅」・・・きっぷを通してIC定期券をタッチします。
※C駅にてIC定期券が反応しなかったり、
その他のエラーが発生した場合は係員の通路に行き
処理を依頼しましょう。この際「IC定期券の出場処理」を
忘れずにしてもらいましょう、失念すると後日IC定期券が
利用出来ませんのでご注意ください。
《ケース2》乗車する駅が定期区間外の場合
上記ケースの場合ですと定期以外に必要なのは
「C駅からA駅までのきっぷ」となります。
そして対処の仕方としては先程のケースと一緒で
①定期券に現金などをチャージして用意しておく
②C駅 ➡️ A駅までの乗車券を購入しておく
の2つです詳しい説明については
先程行いましたので割愛させていただきます。
①乗り降りをスムーズに行い方におすすめです
※エリア跨がりにはご注意ください
②領収書が必要な方におすすめです
先程のケースの違いのみ解説します。
【きっぷを改札機に通すタイミングについて】
「A駅」・・・きっぷのみを改札機に通します
「B駅」・・・途中下車はしないものとします。
「C駅」・・・きっぷを通してIC定期券をタッチします。
※C駅にてIC定期券が反応しなかったり、
その他のエラーが発生した場合は係員の
通路に行き処理を依頼しましょう。
先程と違いIC定期券は一度もタッチしていないので
特にIC定期券の処理は必要ありませんが
きっぷと一緒に必ず駅員の方に呈示しましょう。
※モバイルICやICカードが非対応の駅などは
処理が異なる場合がありますのでご注意ください
□2.IC定期券・ICカードが不要になった時の対処法について
通勤先が変わった、学校を卒業した
またはモバイルICにしたからICカードに変えたなど
IC定期券・ICカードが不要になった場合の対処法を
解説していきますがIC定期券については
期限が切れたもののみを対象として解説します。
IC定期券の期限が残っている場合は
定期券の払戻しが必要になるのでご注意ください。
定期券の払戻しについてはこちらの記事をご覧ください。
IC定期券・ICカードが不要になった場合に
まず確認すべきことは「チャージの残額」が
まだ残っているかどうかです。
IC定期券・ICカードの払戻しは
入金(チャージ)残額から手数料220円を差し引いた金額に
預り金(デポジット)500円を加えて返金します。
ただし入金(チャージ)残額が220円以下の場合は
預り金(デポジット)500円のみの返金となります。
つまりチャージ額が「0円」ならば
払戻手数料は0円で払戻しが可能です。
チャージ残額が残っている方は
コンビニやスーパーなどICカードが対応している
場所でチャージ額を0円にしましょう。
払戻しの計算方法を具体的に解説します。
《ケース1》ICカードのチャージ残額が残っている場合
※実際にはICカードにチャージ残額は記載されてません
【計算方法】
1,000円(チャージ残額)ー 220円(払戻手数料)+500円(デポジット)
=「1280円」が払戻し金額となり、払戻手数料は「220円」となります。
《ケース2》ICカードのチャージ残額が0円の場合
※実際にはICカードにチャージ残額は記載されてません
【計算方法】
チャージ残額の1,000円はコンビニで利用しました。
0円(チャージ残額)ー 220円(払戻手数料)+500円(デポジット)
=「500円」が払戻し金額となり、払戻手数料は「0円」となります。
このようにチャージ残額がなければ払戻手数料はかかりませんので
必ずチャージ残額が0円なのを確認してから払戻しましょう。
《ICカードを払戻しする場所について》
※上記はKitacaエリア・ICOCAエリアになります
SuicaやTOICAといったICカードは
どこの駅でも払戻しが出来る訳ではありません。
原則それぞれのICカードのエリアのみで
払戻しが可能ですのでご注意ください。
各社ホームページにエリアが記載されていますので
払戻しに行く前に確認するようにしましょう。
不安な方は購入した駅に行けば払戻し可能です。
またIC定期券や記名式のICカードの払戻しについては
個人情報が記載されているため払戻しには
公的証明書(免許証等)が必要となりますのご注意ください。
□3.IC定期券についてよくある質問について
Q.モバイルSuicaも駅で払戻しが出来ますか?
A.モバイルSuicaの場合はスマートフォンの操作から可能です。
なお払戻しについては通信事業者との契約解除前に
手続きを行う必要があるなど条件がありますのでご注意ください。
Q.使用しないICカードを他人に渡すのは問題ありませんか?
A.IC定期券や記名式のICカードは原則他人に渡せません。
個人情報も記載されていますし悪用される
可能性もあるので避けた方が良いかと思います。
Q.IC定期券やICカードを払戻しした後に
必要になったので元に戻すことは出来ますか?
A.一度払戻したIC定期券・ICカードを元の状態に戻すことは出来ません。
必要な場合は新規での購入となりますのでご注意ください。
(情報は投稿時の最新のものです。今後変更となる可能性もありますのでご注意ください)
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