ご覧いただきありがとうございます。
今回の記事は以下の疑問を持っている方へ向けへの記事です。
(1)期限が過ぎたきっぷは変更や払戻しは出来るの?
(2)指定席を持っていたけど乗り遅れた場合どうすればいいの?
(3)そもそもきっぷなどの期限はどこで確認するの?
こういった疑問に今回は答えていきたいと思います。
この記事を書いている私は旅行代理店にて
きっぷの発売を8年以上従事しています。
このような経歴の私が解説させていただきます。
本記事の内容について
1.期限がきれたきっぷ類について
2.期限が残っている・きれた定期券について
3.期限がきれたきっぷ・定期券でよくある質問について
□1.期限がきれたきっぷ類について
急な予定の変更や体調不良、天候不良など
様々な理由で購入したきっぷが使用出来ない場合があると思います。
その他にも交通渋滞や手続きに時間が掛かったなど
自分自身ではどうにも出来ない場合もあると思います。
今回の記事はそういった有効期限が開始した場合や
有効期限がきれてしまったきっぷの対処法を解説します。
まず初めに結論から言いますと
有効期限がきれたきっぷは「変更・払戻しは一切出来ません」
※悪天候の場合や事故など特殊な事例を除きます
しかし有効期限と言ってもそもそもきっぷの見方が
よく分からずにまだ有効期限が残っていたのにも関わらず
ご自身で誤った思い込みにより変更や払戻しの手続きを
されない方も一定数いるのもまた事実です。
そこで実際のきっぷの例を出して確認の仕方をご紹介します。
1.乗車券の有効期間を確認する場合について
※きっぷの表示、金額、証明などは実際のものとは異なりますのでご注意ください
乗車券の場合は「距離によって有効期限の日数が変わります」
上記のきっぷは「東京駅 ➡️ 博多駅」までのきっぷの例で
有効期限は赤い四角で囲まれた場所に記載されており
「7日間」が有効期間となります。
例えば旅行を開始する日が「3月5日」だとして
急な用事で旅行がキャンセルなった場合で
「3月5日」に払戻し行くことが出来ない場合があると思います。
しかしきっぷの有効期間内ならいつでも払戻しが可能であるため
今回の場合ですと「3月11日」までに払戻しをすれば
払戻手数料が引かれてきっぷの払戻しがされます。
※今回のケースですと払戻手数料は220円です
きっぷの変更についても同様です。
きっぷの変更は原則1回までですが同種類の
きっぷであれば変更が可能です。
※旅行会社などで購入出来る一部のきっぷは対象外です
※きっぷの表示、金額、証明などは実際のものとは異なりますのでご注意ください
一部の券売機で購入出来る上記のきっぷも乗車券です。
しかし普通列車の券売機で購入出来る片道乗車券は
原則「当日限り有効」のきっぷがほとんどです。
往復で購入すると距離に関係なく2日間有効となります。
赤い四角で囲まれた場所に有効期間が記載されています。
変更や払戻しについては先程解説したきっぷと全く一緒ですが
払戻しの場合は払戻手数料220円が発生しますので
220円以下のきっぷについては払戻金額がありませんのでご注意ください。
2.特急券の有効期間を確認する場合について
※きっぷの表示、金額、証明などは実際のものとは異なりますのでご注意ください
まず初めに特急券については在来線、新幹線関係なく
乗車券の際は距離によって有効期間が異なりましたが
原則有効期間は「1日のみ」が有効期間となります。
さらに指定席特急券を購入した場合は
「購入した列車が発車するまで」に限り変更や払戻しが可能です。
※列車事故や遅延などが発生した場合は除きます
指定席特急券の場合ですと乗り遅れた場合は
当日の後続列車の自由席でしたら乗車することが出来ます。
特急券については必ず有効期間の1日までの間に
変更や払戻しをするようにしましょう。
有効期間が過ぎてしまった場合は
変更や払戻しは一切出来ませんのでご注意ください。
※グリーン車やグランクラス車についても有効期間については
同様ですが乗り遅れた場合の後続列車の対応が異なります。
【払戻しをする時間がない場合などについて】
急な予定の変更では払戻しやきっぷの変更をしている
時間がなかったり、降りた際にみどりの窓口の
営業時間が終了している場合があると思います。
そういった際は改札口の係員に「きっぷの証明」を依頼しましょう。
「きっぷ変更(払戻し)をしたいんですけど窓口が閉まってます」
などと申告すれば後日変更や払戻しが出来るようにきっぷに証明を
してくれますので事前に窓口が閉まっていることを知っていたとしても
駅員がいれば証明は可能なので有効期間内に駅に行きましょう。
※降車駅が無人駅の場合は鉄道会社によって
対応が異なりますのでその後の対応については
各社お客様センターなどにお問い合わせください
□2.期限が残っている・きれた定期券について
転勤や学校を卒業した際などに所持していた定期券が
不要になることがあると思います。
定期券については有効期間が残っていれば払戻しや変更が
可能ですが有効期間がない場合は特に払戻しや変更は
当たり前ですが出来ません。
しかし有効期間が残っているからといって必ずしも
変更や払戻しが出来るという訳ではありません。
※定期券の内容、金額などは実際のものと異なりますのでご注意ください
赤い四角で囲っているところが定期券の有効期間になります。
まず初めに定期券が自身の都合で不要になった場合は
原則有効期間が1ヶ月残っていないと払戻しは出来ません。
※上記の定期券の場合5月11日まで払戻しが可能です
次に転勤などの際に所持している定期券を変更する場合は
通常の払戻し計算とは異なり旬割の計算となるため
大体11日以上有効期間が残っていないと払戻額は発生しません。
※上記の定期券の場合6月1日まで払戻しが可能です
なお定期券の変更はきっぷの変更とは異なり
所持している定期券を一度払戻しをした上でその場で
新しい定期券を購入する必要があります。
※別途払戻し手数料が発生しますのでご注意ください
この他にも購入してから7日以内に払戻しをする場合や
紛失した定期券を払戻しする場合は払戻しの計算方法が異なります。
定期券の払戻しについて詳しく知りたい方は実際の計算例なども
こちらの記事にありますのでご覧ください。
□3.期限がきれたきっぷ・定期券でよくある質問について
Q.期限がきれたきっぷや定期券は捨てても問題ないですか?
A.払戻額等がないことを確認出来れば捨てても
問題はありませんが定期券については名前や年齢、
磁気情報の中には電話番号などの個人情報がありますので
シュレッターなどをして捨てることをおすすめします。
Q.有効期間内に払戻しや変更のために駅に行けない場合はどうなりますか?
A.残念ですが特にきっぷに証明がない限りは原則購入した
きっぷは無効となってしまいますのでご注意ください。
風邪で来れなかった、事故に遭って来れなかったなど
私用の用事では有効期間が無くなった払戻し出来ません。
※台風など自然災害などの場合は特例で認められる場合があります
Q.有効期間内ならきっぷを失くしても再発行してもらえますか?
A.きっぷの再発行は出来ません。見つからなかった場合は
きっぷを再購入します。見つかった場合は払戻しが可能です。
(情報は投稿時の最新のものです。今後変更となる可能性もありますのでご注意ください)
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