「特急券」について徹底解説

ご覧いただきありがとうございます。

今回の記事は以下の疑問を持っている方へ向けへの記事です。

(1)特急券ってどんな電車に必要なの?
(2)特急券ってそもそも普通のきっぷと何が違うの?
(3)特急券にはどんな種類があるの?

こういった疑問に今回は答えていきたいと思います。

この記事を書いている私は旅行代理店にて
きっぷの発売を8年以上従事しています。
このような経歴の私が解説させていただきます。

本記事の内容について

1.特急券について解説
2.特急券の組み合わせについて
3.特急券についてよくある質問について

□1.特急券について解説

1.「特急券」とはどんなきっぷなのか?
特急料金には利用する座席により「指定席特急料金」と「自由席特急料金」があります。
普通車指定席を利用する場合は指定席特急料金は
通常期、繁忙期、閑散期によって料金が異なります
※JR北海道内の在来線とJR九州内の在来線をご利用の場合、閑散期・繁忙期はありません
グリーン券やグランクラス券は座席の設備に対して支払う料金です。
また、自由席特急料金やグリーン車、グランクラス、
寝台車をご利用になる場合の特急料金は
通常期の指定席特急料金の530円引きです(繁忙期も閑散期も同額です)。
この他にものぞみ・みずほに乗車するとプラスで料金が発生します。

特急料金には「新幹線の特急料金」と「在来線の特急料金」があります。
在来線の特急料金は乗車する特急列車の区間によって
さらに「A特急料金」と「B特急料金」があります。
特急券とグリーン券などに違いについて分かりやすくまとめると
特急券は早さ(時間の短縮)に対して支払う料金
グリーン券などは設備に対して支払う料金です。

2.特急券類の有効力について
・自由席特急券・・・有効期間開始日のみ有効で列車の指定は特にないです。

・指定席特急券・・・原則指定された日の指定された
列車の指定された席のみに有効です。

・グリーン券・・・原則指定された日の指定された
列車の指定された席のみに有効です。

・グランクラス券・・・原則指定された日の指定された
列車の指定された席のみに有効です。

・座席未指定券・・・券面に表示された日及び列車に限って有効です。
※この他にも急行券、乗車整理券、指定券など様々な種類のきっぷがあります
上記のことから特急券は原則1日のみしか有効期間がありませんのでご注意ください

3.特急料金の算出方法について
自由席特急券や指定席特急券は利用する
列車の種類」と「乗車する区間」によって算出されます。
※A特急料金、B特急料金などは距離によって算出されます

グリーン券やグランクラス券は利用する
乗車する距離」によって算出されます。

指定席料金についてはSL列車や時期による変動を除いて
通常は自由席特急券にプラスで「530円」がかかります。
意外と知られていませんが途中下車などをしないで
新幹線の指定席を乗り継いで乗車する際は
1つでも指定席を取るとその後の列車の指定席を購入しても料金は変わりません
ただしきっぷが列車ごとに分かれてしまう場合はそれぞれに料金が発生します。
図で分かりやすく解説します。
※JR東海とJR東日本を乗り換える際などは除きます
※のぞみ、みずほなど特別な列車を除きます

【ケース1 指定席と指定席の組み合わせについて(きっぷ1枚)】

A駅から新幹線「指定席」に乗車してB駅で新幹線を
乗り換えて「指定席」でC駅まで乗車する場合は
全ての区間に対して自由席料金にプラスで「530円」の指定席料金がかかります。
※きっぷはA駅→C駅まで通しで1枚のきっぷ

【ケース2 指定席と自由席の組み合わせについて(きっぷ1枚)】

A駅から新幹線「指定席」に乗車してB駅で新幹線を
乗り換えて「自由席」でC駅まで乗車する場合は
全ての区間に対して自由席料金にプラスで「530円」の指定席料金がかかります。
つまり先ほどの全て指定席を取った場合と同様の料金が発生します。
※きっぷはA駅→C駅まで通しで1枚のきっぷ

【ケース3 指定席と指定席の組み合わせについて(きっぷ2枚)】

A駅から新幹線「指定席」に乗車してB駅で改札機を通って新幹線を
乗り換えて「指定席」でC駅まで乗車する場合は
A駅→B駅で530円の指定席料金、B駅→C駅で530円の指定席料金
それぞれの区間で指定席料金が発生します
※きっぷはA駅→B駅までとB駅→C駅までの計2枚のきっぷ

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