回数券を購入する際の注意点について

ご覧いただきありがとうございます。

今回の記事は以下の疑問を持っている方へ向けへの記事です。

(1)回数券を購入しようと思うけど期限とかはあるの?
(2)回数券って普通のきっぷと比べて何が違うの?
(3)回数券はどんな種類があるの?

こういった疑問に今回は答えていきたいと思います。

この記事を書いている私は旅行代理店にて
きっぷの発売を8年以上従事しています。
このような経歴の私が解説させていただきます。

本記事の内容について

1.普通回数券を利用する際の注意点について
2.新幹線回数券を利用する際の注意点について
3.回数券についてよくある質問について

1.普通回数券を利用する際の注意点について

通勤や通学などで「回数券」を利用されていると思います。
一言で回数券と言っても様々な種類の回数券が販売されています。
普通列車の回数券、新幹線回数券、現在撤廃が進んでいる
定期券用特急回数券などがあります。
それぞれの種類によって回数券の枚数や有効期間
お得になる金額などが回数券によって異なりますのでご注意ください。
今回は多くの方が利用している「普通回数券」と
「新幹線回数券」について紹介していこうと思います。

【普通回数券を利用する際の注意点について
まず初めに結論として下記の条件に当てはまる方は
普通回数券を購入することをおすすめします。

  • 11枚の回数券を全て消費出来る方
  • 3ヶ月以内に全ての回数券を消費出来る方
  • 利用する全ての行程で途中下車をしない方
  • 利用する全ての行程できっぷの変更が発生しない方
  • 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月で利用する回数券が定期券よりも安い方

上記の内一つでも当てはまった方は
普通回数券を購入するのは控える方が良いかと思います。
では次になぜ控えた方がいいのか解説していこうと思います。

※回数券の表示、金額、証明などは実際のものとは異なりますのでご注意ください
まず初めてに普通回数券の特徴をご紹介します。

  • 10枚分の値段で11枚の回数券を購入出来る
  • 発行してから3ヶ月間が有効期間である
  • 普通回数券は原則途中下車が出来ない
  • 普通回数券は原則区間などの変更が出来ない
  • 片道につき1枚の回数券が必要になる(往復で2枚消費)
  • 1枚の普通回数券で子供2人が利用出来ます
  • 購入者だけでなく複数人で利用することが出来る

この他にも普通回数券によっては条件や制限があるのでご注意ください。
またJ R西日本の一部とJR九州には普通回数券の設定がありません。

【普通回数券の途中下車について】
普通回数券で途中下車をした場合は前途が無効になります。
途中の駅で下車した場合は回数券は回収されてしまいます。
残りの区間が無駄になってしまうのでご注意ください。

【普通回数券の区間変更について】
普通回数券の区間変更は乗車前であっても出来ません。
乗車する区間が変わる場合はその区間の
きっぷが全て必要になりますのでご注意ください。

【普通回数券の払い戻しについて】
普通回数券の払い戻しは可能ですが払戻手数料が発生します
細かい計算は省略しますが大まかに説明しますと
残っている普通回数券ー1枚ー220円(払戻手数料)の残りが
払戻し金額となります。
例)500円区間の普通回数券が3枚残っている場合
3枚ー1枚=2枚
500円✖️2枚ー220円(払戻手数料)=780円が払戻金額です。

【普通回数券と定期券について】
定期券は基本的には購入する期間が
長期であればあるほど定期券の料金が安くなります
お勤めの会社の交通費の関係などで回数券でなければならない場合を
除き一度定期券と回数券の料金を比べてみることをおすすめします。
例)品川駅→東京駅(普通乗車券片道170円)
普通回数券11枚綴りで1,700円が品川駅⇄東京駅の料金となります。
品川駅⇄東京駅の普通通勤定期券の値段が
1ヶ月定期代・・・5,270円
3ヶ月定期代・・・15,010円(1ヶ月より800円お得)
6ヶ月定期代・・・25,290円(1ヶ月より6,330円お得)
平日に1往復利用するとして平日の平均が
21日だと仮定して42枚の回数券が必要になります。
回数券にすると4冊分(余り2枚)つまり「6,800円」になります。
1ヶ月の定期券でも平日のみの利用で
「1,570円」もの差額が発生するのです。
3ヶ月、6ヶ月ともなればさらに差額が大きくなります。
ご自身が利用する頻度やご利用になる区間の定期代を
よくご確認していただき回数券を利用することをおすすめします。

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